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「第四十二回 江戸落語を食べる会」(古今亭文菊)が開催されました

 5月29日に、歌舞伎座3階お食事処「花篭」にて、「第四十二回江戸落語を食べる会」が開催されました。開場の5分後には既に客席の半分以上が埋まってしまう大盛況!
 文菊師匠の人気の高さを感じながらの一番太鼓となりました。

 一席目は、二人の江戸っ子が火花を散らす『三方一両損(さんぽういちりょうぞん)』。

 道端で財布を拾った金太郎。持ち主を探し当て、返そうと思ったら意外な展開に!江戸っ子のプライドがぶつかり合い、らちが明かない二人の前に、最後は大岡越前が登場!見事なお裁きにより一件落着!痛快な師匠の語り口に場内は大いに盛り上がりました。

 二席目は、『明烏(あけがらす)』。真面目過ぎる息子、時次郎を心配する父親が、町内の遊び人、源兵衛と多助に吉原に連れて行くように頼み込むところから始まります。
 総勢六名の登場人物を演じた文菊師匠は、まさに圧巻の一言!場内は大きな拍手に包まれました。


 高座の後は、恒例のお食事。今回の演目『明烏』は、浄瑠璃の一派、新内節の『明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)』が元になっている事から「鱒の淡雪焼き」を中心に、おこわに見立てた『お赤飯』や、吉原の茶屋での配り物であった『甘露梅(かんろばい)』を献立に加えました。

 また、お帰りの際のお土産には、演目内で登場する『甘納豆』をお持ち帰りいただきました。


 「芸は、品をもって、よしとする 古今亭文菊と書かれた、師匠直筆の色紙と「ネタ帳」も展示。

 次回の「江戸落語を食べる会」は、6月27日(水)!歌舞伎座初登場の三遊亭兼好師匠。
 どうぞ、ご期待下さい。詳しくはこちら

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