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休館日の歌舞伎座。ここが何処だかわかりますか?
歌舞伎座にお越し頂いたことのあるお客様なら、一度はお通りになっているのではないでしょうか。お気づきになりましたか?そうです…ここは一階西側売店なのです。
 
興行中賑やかな売店も、休館となると影を潜めます。そこへ、全長16〜17mの上引(じょうひき)を敷きつめ、大太鼓などを配置します。するとどうでしょう! な、なんと〜! お稽古場の出現です!! 実際の舞台は、幅27.57m、奥行20.68mもあるのですが、ここはせいぜい幅17m。奥行と言っても、二階を支える大きな柱が点在するので測定不能状態?縮尺のお稽古はさぞ大変なことでしょうが、そこは役者さん達の熟年の勘が冴え渡るところです。
 
さて、何故舞台でお稽古しないかというと……実は…出来ないのです!千穐楽を向え、夜の部のお客様をお見送りした後は、大道具さんの戦争が始まります。千穐楽の幕が降りたその直後、セットを解体して運び出し、すぐさま翌月のセットを導入し、組み立て出すのです。そしてそれは数日間、夜通し続きます。
 
大道具さんはもとより、休館中は歌舞伎座に敷き詰めた赤絨毯のクリーニング、お座席の消毒、表看板やポスターの差し替えなどテンヤワンヤの大忙し。先程の上引を敷き詰めたお稽古場は、初日の前々日には舞台での通し稽古に移り、再び売店の大移動と棚卸しという運びとなるわけです。
 
次回お越し頂いた折には、一階西側売店を違った目線でご覧になってはいかがですか? 歌舞伎座!眠らずお客様のご来場お待ちしております。
お稽古用の配役割がお食事予約カウンターに貼り出されます。
ご注文頂けません…あしからず…(笑)
 

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