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花道揚幕の隣にある小さな部屋。歌舞伎座通のお客様でもなかなかご存知ではないでしょう。
 
ここは舞台や客席の照明をコントロールする「調光室」です。
 
普段は暗い中で仕事をしていますので、こうして部屋の中を見てみると、航空機のコクピットに似ていると思いませんか?
 
実際、調光室は照明の司令塔で、コンピューターの操作卓を使用して、どのライトをON・OFFさせるか、どの位の明るさで点灯させるか等、照明の全てを管理し、同じ明かりを初日から千穐楽まで保っています。
この「GO」と書かれたボタンは、次の場面に明かりを変えるために使われており、パイロット(照明部)は毎日のフライト(公演)がうまくいくように、いつも慎重に操縦しています。
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