「会社の顔」

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　看板といえば、会社やお店の顔といえますが、上の写真は（株）歌舞伎座と歌舞伎座事業(株)のものです。

　この看板は、お客様の目にふれることはあまりございませんが、劇場と歌舞伎座ビル（昭和通りに面しています）の間の通路にございまして、ビルが竣工した昭和５１年ごろに掲げられました。当時の役員が、従業員を全員集めて、その前で筆を振るい、以来３０年近く「会社の顔」をつとめています。

　年季の入った板に、太い墨文字。派手な装飾が多い昨今、決して目立つ存在ではございませんが、こんな看板が何となくしっくりしてしまうのも、歌舞伎座が出す雰囲気からと申せましょう。