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その昔織田信長は、合戦で相手方の兵士数を見極める訓練の一つとして、『ハマグリ』を山積みにして、これがいくつあるのか家臣達に尋ねたそうです。
では、皆様にもお尋ねします。ここに積み重ねられた鰹節は何kg位あると思われますか?と言ってもなにぶん鰹節ですので、これだけあっても重さにすると1.6kgしかありません。でもこれは歌舞伎座内で一日に消費される4分の1の量なのです。そして、そこから作られる『だし』の量となると、年間でドラム缶500本以上にもなるのです。
 
 
こうして作られた『だし』は、だし巻き玉子やおでんに使われたり、『宗田節』や 『鯖節』などの他の削り節とともに、ほとんどの料理に使われています。
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