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 ここは、虎ノ門にある文化庁内のミニギャラリーです。ここでは、毎月テーマを変えながらいろいろな文化財が紹介されており、今回は、「身近な文化財建造物」として歌舞伎座のパネルが展示されました。官庁の中ですから、あまり一般の方の目にふれられるものではありませんが、ここでも歌舞伎座は堂々とパネルに収まっていました。
 
 文化財と聞くと大事なもの、手を触れてはいけないものと言った印象を持たれる方も多いと思いますが、国での保存・保護を目的とした『指定文化財』(国宝や重要文化財など)のほかに、『登録有形文化財制度』があり、こちらは実際に見る・触れる・利用することの出来る文化財です。ごく身近なところでは東京駅などもそうで、普段は文化財として特別意識されることなく利用されています。
 歌舞伎座が昨年の春にこの『登録有形文化財』に登録されたことは、以前ご紹介しましたが、『歌舞伎』自体も昭和40年に『重要無形文化財』の指定を受けており、いわゆるソフトもハードも貴重な文化財として今後も多くの歌舞伎ファンに親しまれていくことと思われます。
 
スポットライトに照らされ個展のような趣です。
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