ホーム > 最新情報 >お知らせ

舞台緞帳のご紹介

第五期歌舞伎座には4種類の舞台緞帳が掲飾されています。

『朝光富士(ちょうこうふじ)』 松尾敏男画
舞台緞帳のご紹介
提供 株式会社永谷園/調製 株式会社髙島屋/製織 株式会社川島織物セルコン

世界に誇る日本文化の華である演劇の殿堂に相応しい画題として富士を選んだと仰る松尾敏男画伯は、古来より自然を神として感じている日本人の感覚こそが日本ならではの文化の一つであると考えておられます。新しい歌舞伎座がこれからも文化の守護神として演劇の素晴らしさを世界に向けて発信し続けることを願い描かれた作品です。

『春秋の譜(しゅんじゅうのふ)』 中島千波画
舞台緞帳のご紹介
提供 株式会社伊藤園/調製 株式会社サンゲツ/製織 株式会社龍村美術織物

中島千波画伯は旧歌舞伎座の緞帳も手がけて頂きましたが、今回の作品は四季を意識して「春と秋」を題材にしています。ご自身が特に好んで描かれる桜、華やかな楓を素材に、そこにつがいのメジロを添え、春から秋という時の流れを表現しています。長い時の流れと共に、歌舞伎座と歌舞伎の益々の発展を祈って描かれた作品です。

『水辺の四季(みずべのしき)』 上村淳之画
舞台緞帳のご紹介
提供 清水建設株式会社/調製 株式会社三越伊勢丹/製織 株式会社川島織物セルコン

歌舞伎が物事を象徴化し洗練させることによって美しい世界を創るように、花鳥画もそうありたいと仰る上村淳之画伯。絵の背景の「ねずみ色」のグラデーションは、水にも空気にも見る人の見方によってさまざまなものに見えてきます。歌舞伎の舞台での演出表現と相通じる美を感じる事のできる作品です。

『夕顔図(ゆうがおず)』
舞台緞帳のご紹介
提供 株式会社LIXIL・株式会社川島織物セルコン/製織 株式会社川島織物セルコン

LIXILグループの会長 潮田洋一郎氏が所蔵している安土桃山時代の夕顔と瓢箪図屏風の原画を元にしています。伝統演劇の総本山ともいうべき歌舞伎座を訪れる多くの方々に、世界無形遺産の歌舞伎とともに、日本の美術工芸織物の美しさを堪能いただきたいという願いが込められた作品です。



舞台緞帳のご紹介

緞帳の搬入が行われたのは2月4日(月)。上の写真は「祝歌舞伎座開場」と横断幕の付いたトラックが歌舞伎座の正面を横切る様子です。

舞台緞帳のご紹介

慎重に運搬された緞帳は、真新しい檜を敷き詰めた歌舞伎座の舞台に大きく広げられ、丁寧に吊り込みが行われました。

3月12日(火)、15日(金)には緞帳のお披露目と修祓式が行われました。鉄砲洲稲荷の宮司様による祝詞とお祓いがおこなわれ、関係者が玉串を捧げ、舞台の安全を祈願しました。

ページの先頭へ