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歌舞伎座に向かって左側には、知る人ぞ知る『名店街』がある事を御存知でしたでしょうか?
夏のビーチを感じさせる華やかなパラソルの下では、テレビや雑誌で何度も紹介された、東大出身の名物店主が釜を守る『天津甘栗屋』があり、その左側には、歌舞伎座直営の弁当屋らしく『手拭い』や『扇子』の販売も行なっている『歌舞伎茶屋』、さらにその奥には行列が出来ない日は『定休日だけ』と言われている蕎麦の名店『歌舞伎そば』が控えています。
この名店街にある『歌舞伎茶屋』は、主に観劇用のお弁当を販売するお店ですので、今までは『夜の部』の開演と同時に閉店していたのですが、この度『歌舞伎茶屋』にも『夜の部』が設けられる事になりました…!とは言っても、夜遅くまでお弁当を販売する訳ではなく『呑み処 歌舞伎茶屋』としてスタンドバー形式で営業させていただく事になったのです。
メニューも豊富に取り揃えており値段もリーズナブル!22時まで営業しておりますので、終演後にビールを片手に舞台の余韻に浸るのも良いかもしれません。
こうして歌舞伎座にまた1つ楽しみが出来た訳ですが、店の外では複雑な心境で『歌舞伎茶屋』を眺める1人の男性を見つけてしまいました。それは前述した『甘栗屋』のご主人、西井さん。
お酒好きの西井さんにとって、多くの御客様が美味しそうにビールを飲んでいる姿を横目に仕事をこなすのが少々辛いのだとか…。
でも、より一層晩酌が楽しみになる事でしょうから、仕事の汗の『雫』が甘栗の『円熟さ』を増す事になるかもしれませんね!
左が『夜の部』、右が『昼の部』です。違いがお分かりいただけますか?

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