建替え工事を終え、4月2日（火）歌舞伎座が新開場いたしました。初日には、歌舞伎座の新開場を知らせる「一番太鼓の儀」が開場前に劇場正面で執り行われ、厳かな太鼓の音が銀座の街に響きました。

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新開場を間近に控えた3月27日には銀座・春のパレード「GINZA 花道」で歌舞伎俳優総勢約60名によるお練りが行なわれました。パレードに先立ち坂田藤十郎が「歌舞伎座の新開場で、400年の歴史をもつ歌舞伎の新しいページが開かれようとしています。」と挨拶。大勢の俳優たちが銀座の街を歩く姿に、沿道から大きな声援が送られました。

また3月27日、28日には「歌舞伎座開場式」が行なわれました。株式会社歌舞伎座大谷社長から田中傳左衛門に大太鼓のバチが渡され、威勢の良い「一番太鼓」が場内に響き渡りました。続いて新しい歌舞伎座の開場を祝う『寿式三番叟』が上演され、最後に歌舞伎俳優99名が並び新開場の挨拶を行ないました。

3月28日には歌舞伎俳優174名と関係者ら総勢210人が舞台に揃い「柿葺落興行古式顔寄せ手打式」が行なわれました。舞台上で上演される狂言名題・演目が披露され、続いて、大道具・照明・小道具・衣裳・かつら・床山の各責任者に「附帳（つけちょう）」を手渡す「附帳渡し」が行われました。「手打式」の最後には尾上菊五郎の発声でご来場のお客様と一緒に手締めが行なわれました。