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第四回「大江戸味ごよみ~江戸っ子を熱狂させた初鰹」が開催されました


左から、鰹の「刺身」「塩辛」「なまり節と白瓜のなます」
刺身に合う「辛子味噌」(左上)や、歌舞伎座の日本酒(右上)も好評でした!

5月19日(土)、ちくま大学とのコラボ企画「大江戸味ごよみ-江戸の食文化にひたる-」の第4回
「江戸っ子を熱狂させた初鰹(はつがつお)」が開催されました。

講師は、お馴染みの飯野亮一先生。
「堅い魚と書いて“鰹(かつお)”。傷みやすいので干物にすると、堅くなったから。」と、「堅い話はここまでです。(笑)」

「“勝負に勝つ魚”として武家が好んだ。」ことから縁起いい魚になった“鰹”。
さらに「“初物信仰”が町人にも広まり、江戸では“初鰹フィーバー”がエスカレートした。」と、
ここで「鰹料理」が登場しました!

司会が「鰹の“刺身”“塩辛”“なまり節と白瓜のなます”をご用意。」と紹介すると、お酒をご注文になるお客様も!
さらに“食べながら・呑みながら”講義は続きます。

高価だった初鰹の値段、辛子味噌など当時の食べ方、さらには歌舞伎の『髪結新三』、鰹売りのセリフの解説まで!
初鰹にまつわる食文化について、語っていただきました。

最後の質問コーナーでは、テキストに記載された川柳「初の字が 五百鰹が 五百なり」の意味について尋ねられた先生の「“初”と付いただけで価格が倍になる」と回答に、お客様からも感嘆の声が!大満足の公演となりました♪

7月14日(土)には、「第5回」を開催!
“江戸の涼味”をテーマに、昨年惜しまれつつ閉店した江戸料理の名店「なべ家」の元店主・福田浩さんを講師に迎えます。詳しくは、後日ホームページでお伝えします!

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