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「下級武士の食日記」が開催されました

9月28日(木)・10月7日(土)と2週続いて、ちくま大学とのコラボ企画「下級武士の食日記」、第1回「江戸のお弁当」、第2回「江戸のお菓子」が開催されました。

単身赴任で江戸詰の武士の日記をもとに、幕末の“食の奥深さ”を虎屋文庫顧問 青木直己先生が紹介しました。

初回は、“幕末江戸の食生活”。
参勤交代などで全国の食文化が江戸に集まり、「魚貝や、江戸野菜といった食材も豊富だった事から、“和食”は、江戸で完成したとも」。
“外食”も盛んだった一方で、「芝居見学で弁当が食され、また、武士が登城の際も、弁当を持参していた」など、江戸の“弁当文化”について解説が続きました。
会場では、再現した当時の“幕の内弁当”も展示。

妻子を本国に残して単身の、紀州和歌山藩士「酒井伴四郎(さかい ばんしろう)」が、鰹や金山寺味噌で自炊し、「“薬食い”と称し、豚や猪の肉も購入していた」など、江戸で“単身グルメ”を満喫する伴四郎の様子が目に浮かびました。

第2回目「江戸のお菓子」では、“甘党”の伴四郎が、汁粉や羊羹などを食べ歩き、また、家老への贈答品に、白砂糖を使用した“干菓子”“生菓子”を購入していたことが紹介されました。


第1回(左)は江戸野菜を使ったお弁当
第2回(右)はとらやの「栗蒸羊羹」と、お土産には長命寺の「桜餅」をご用意

講演後はお楽しみのお食事♪
当時、風邪に効くと言われていた“豚肉”の味噌煮を再現し、江戸野菜の煮物を入れ“江戸のお弁当”(1回目)、新栗を使った“栗蒸羊羹”(2回目)をご用意!

会場からは「家老へ献上された沢山のお菓子は、その後どうなったの?」と、質問も!
青木先生は、「外食や甘味は、江戸の庶民にとって“生活のアクセント”。」
「コンビニのレジ周りにある“大福”をつい買いますが、同じような感覚で菓子は愛されていた。」と会を締めくくりました。


再現した「江戸の幕の内弁当」の展示(第1回のみ)や、書籍類の販売も好評でした。

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