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歌舞伎座 花篭で学ぶ「歌舞伎と浮世絵」が開催されました


スライド・カレンダー・実物を比べての詳しい解説!

12月9日(土)お食事処「花篭」にて、歌舞伎座 花篭で学ぶ「歌舞伎と浮世絵」が開催されました。

今回のテーマは“2018年版かぶきカレンダー 歌舞伎絵暦”。
この時期、歌舞伎座の売店でもカレンダーが並びますが、やはり一番人気は、「歌舞伎絵暦」。
もう20年以上も、この「歌舞伎絵暦」の企画をしている新藤茂先生に、まさに今販売中の来年版「歌舞伎絵暦」について、絵の選定のところから解説していただきました。

「来年が歌舞伎座開場130年の記念の年ということで、表紙には“世界に1枚しか無い?”と思われる絵を、1月・2月には高麗屋さんの襲名から五代目幸四郎の絵を、それぞれ選びました」と新藤先生。
「7月・8月の『夏祭浪花鑑』は上方の演目ですが、なぜ描かれている宿場が(関東の)「浦和」なのか」などの謎解きも!
「錦絵の解説は全てピッタリ4行で納めていますが、これが結構大変で」とこだわりも披露。


実は3枚綴り・・・

後半の浮世絵の閲覧では、3月・4月の浮世絵「お園六三郎」が実は3枚綴りで、残りの2枚の実物を披露するなど、1枚1枚丁寧に紹介していただきました。

「役者絵が理解できていないと、浮世絵はわかりません。ぜひ、役者絵を良く見て学んでほしい」と先生。「歌舞伎絵暦」本来の価値を理解できた今回の講座、お客様にも大変好評でした。


左:講師の新藤 茂氏 右:甘味は、焼きたての「めで鯛焼き」

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