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「もっと知りたい!お香の世界とオリジナル匂い袋を作る!」が開催されました

6月30日(土)、歌舞伎座3階お食事処「花篭」にて、「もっと知りたい!お香の世界とオリジナル匂い袋を作る!」を開催しました。講師は、創業 江戸・享保年間、今も京都に店を構える老舗「山田松香木店」の大杉直司さん。

まずは、お香の基礎知識について。
伽羅(きゃら)などの「香木」をはじめ、カレーのスパイスなど料理、薬としても使われている「香原料(こうげんりょう)」などを紹介。「香原料(こうげんりょう)のひとつ、没薬(もつやく)は英語でMyrrh(ミウラ)といい、ミイラの語源」など、興味深い話も。


非常に高価な伽羅(左)や、24種類の原料(右)の香りを体験

続いて香りを愉しむ「聞香(もんこう)」を体験。「伽羅」「寸門陀羅(すもたら)」「真南蛮(まなばん)」3種類の香木を香炉でたき、香りの違いを愉しんでいただきました。

「聞香の席では、香りの邪魔にならないよう、生花ではなく造花を飾る」など、マナーや、道具などについても解説。

続いて、当日のメインテーマである「匂袋」づくり!
「白檀」「丁字(ちょうじ)」「桂皮(けいひ)」など、8種類の香原料をお好みにあわせて調合。たった一つしかないオリジナルの香り作りに挑戦。


(左)貴重な香木のカットを香炉にのせて焚き、聞香を楽しみます
(右)自分好みの香原料を袋に詰めて出来上がり♪

「甘松など、中には“臭い”ものもありますが、他の香料と合わせると香りに厚みが増す」「白檀や丁子を増やすと甘い香り」など、調合のテクニックも披露していただきました。

お客様からは「自分で調合することで、それぞれの香原料や効能などの理解も深まりました」「匂袋作りは中学の修学旅行以来、楽しかった」との声も。

様々なオリジナル“香り”作りに皆様ご満悦でした。

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