建替え現場から

新劇場の舞台用 「1200本の百年檜」

 歌舞伎座の「ヒノキ舞台」、次の歌舞伎座でも、舞台の上では数々の名演が繰り広げられると思いますが、その舞台用の檜材を丹沢の山中で見つけることができました。
 丹沢といえば、大山を有する首都圏のハイキングコースの一つ。
 こんな身近な場所に、檜の良材があるということで、最初は半信半疑でしたが、丹沢山中のほぼ中央区の広さに匹敵する一角に、明治31年から植林された檜が、出番を待っていました。

新劇場の舞台用 「1200本の百年檜」


新劇場の舞台用 「1200本の百年檜」



 天然木ではないものの、三重県の林業会社さんが、紀州の檜苗をこの地に植え、爾来100年の長きにわたり丁寧に育てあげた、均一で良質な、まさに「百年檜」。
 初代歌舞伎座の開場が明治22年、その頃に植えられ、昨年、伐採許可が下りた木が、第5期の歌舞伎座へ…、これも一つの出会いと思われます。
 今まであまり人目に触れず育てられてきた檜を、歌舞伎座の舞台のために、約1200本選別。
 生い立ちを聞いて納得、材質も納得の「百年檜」にめぐり合いました。

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