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【江戸落語レポート】平成最後の年の瀬、落語イベントが開催されました(その2)

2019.01.12
12月29日・30日に行われた「第1回 花篭寄席」、“年の瀬”を笑って過ごそうと、会場は大賑わい!
左から桂米福師匠、柳家蝠丸師匠、林家花さん
まず29日は、桂米福師匠。
「私は東京の近くの産まれ・・・富山県ですが(笑)」と軽快な枕に続いて、年末の寒い夜、火の用心を廻る旦那衆の密かな楽しみを描いた『二番煎じ』。
熱々の猪鍋をほおばる様子に、客席からも思わず「うまいねぇ~」と。

仲入りをはさみ、寄席の歴史300年で、初の女性紙切りの林家花さん。
お客様のリクエストに瞬時に応え、「兎」「亀」「京の舞妓」など風情ある作品を切り出していきます。
「花さんの紙を切る姿」というリクエストに「何歳頃の私?今は23歳よ(笑)!」

トリは柳家蝠丸師匠。「師匠に連れられて良く歌舞伎座に来ました。最初は“中村屋”“紀伊国屋”の掛け声に、新宿駅前にいるようで・・・」と。
お待ちかねの『文七元結(ぶんしちもっとい)』。
歌舞伎でもお馴染みのお目出たい一席に、涙あり笑いありの大喝采!
左から三笑亭可龍師匠、三遊亭遊雀師匠、江戸屋まねき猫さん
翌30日、古典落語のホープと評価される三笑亭可龍師匠、演目は「佐々木政談」。
奉行が子供にやり込められる痛快噺。噂にたがわぬ快演に客席からは多くの拍手が。

中入り後は、江戸屋まねき猫さん。
座布団に坐って動物のものまね。「枕草子」の一節を引用した十八番のネタに引き込まれ、場内がいい雰囲気につつまれます。

平成の笑い納め。トリをとったのは三遊亭遊雀師匠。
演目は「お神酒徳利」。
大晦日、江戸馬喰町の旅籠で徳川家から拝領した紋入りのお神酒徳利がなくなっているので大騒ぎ・・・
めったに聞けない大ネタ。どんなに聴いても飽きない、疲れない、楽しめる高座に喝采がおこります。
「いい噺をたっぷり聴けました、ありがとう」と花籠寄席のチラシを持ち帰るお客様を、師匠自ら見送ってくれました。
開口一番の桂こう治さん(左) 福を呼ぶアクセサリー「arawa」の販売も好評でした(右)
次回の「花篭寄席」は3月29日を予定。古典噺と古典芸能を楽しむ“銀座の寄席”にご期待ください。
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